童謡詩人 金子みすず展
銀座松屋の8階で金子みすずの展示会が開催中でした。
(展示期間:2005年1月17日 月曜日まで)
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何年も前に、書店で本の帯に書かれていた
「みんなちがって みんないい」
そのフレーズに惹かれてみすずの詩集を購入した事がありました。ドラマや映画にもなっていますね。2001年にはTBSの創立50周年記念で「明るいほうへ明るいほうへ」というタイトルでみすずの生涯がドラマ化されました。(主演:松たか子)

みすずの詩はまるで幼い子供のひらめきで綴られたような詩です。

『わたしと小鳥とすずと』

 わたしが両手をひろげても、
 お空はちっともとべないが、
 とべる小鳥はわたしのように、
 地面(じべた)をはやくは走れない。

 わたしがからだをゆすっても、
 きれいな音はでないけど、
 あの鳴るすずはわたしのように
 たくさんなうたは知らないよ。

 すずと、小鳥と、それからわたし、
 みんなちがって、みんないい。

幼い子供の観察力は既成観念に囚われない分、時として大人以上の観察力があるけれど、みすずは、大人としての知性と子供の純粋さを兼ね備えて詩作をしていたように思えます。学校の成績は優秀、でも木登りして親に怒られたり、草花に自分好きに名前をつけたりと、たくさん綴られた詩を読んでいるうちにみすずの人柄に惹かれていきます。
その反面、ときどき”寂しい詩”が登場し、やまだかまちのような心の奥に潜む闇のようなものを垣間見る事があります。そんなみすずの詩を読み終えた後、自分の周りの人々や自然がとても愛しくなりますよ。

今回の展示は、みすずの生涯をパネルで紹介。弟、正祐との直筆の手紙、みすずが着ていた着物などもありました。
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by panda21-tea | 2005-01-11 20:56 | 美術館&博物館
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