カテゴリ:お茶のお供にDVD-おもに北京語( 7 )
ハッピー・フューネラル -大腕-BIG SHOT'S FUNERAL
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監督:馮小剛(feng xiao gang フォン・シャオガン) 

なかなか面白い映画でした。
派手なドタバタコメディー+ちょっとしたラブロマンスもあります。

故宮で大掛かりな映画の撮影をしているアメリカ人映画監督のタイラー(ドナルド・サザーランド )。ある日、彼女の秘書ルーシー(ロザマンド・クワン )は中国人のヨーヨー(グォ・ヨウ )にタイラーを撮影し続けることを依頼します。ヨーヨーのタイラーを撮影する日々が始まります。タイラーは製作中の映画がなんの意味の無い駄作になることを懸念しスランプに陥ってしまいます。撮影に苦しむタイラーは次第に常に自分の側にいるヨーヨーと仲良くなります。タイラーはヨーヨーに中国人としての考え方をよく訊ねました。そのなかで中国人の死の観念にとても関心を持ちます。中国では70歳を越えて人が亡くなったとき、それを大往生として葬式で賑やかに祝う喜葬という慣わしです。
そんなある日、映画の撮影中にタイラーが危篤状態に・・・。
タイラーはビデオカメラを前にして、ヨーヨーに自分の葬儀を喜葬にしてくれるよう遺言を残します。そのまま入院。生命維持装置で何とか生きている状態に・・・。

ヨーヨーは約束を守ろうと、イベント企画会社を経営する友人のトニーと一緒に喜葬の準備を始めます。世界的な映画界の巨匠タイラーの葬儀にふさわしい、大掛かりな喜葬の準備を進めるヨーヨーとトニー。葬儀の場所は故宮。芸能人を呼んでの盛大な喜葬!
準備が着々と進む中、トニーが「ところで誰が葬儀の金を払うんだ?」と素朴な疑問を投げかけます。ヨーヨーはもちろんタイラーの預金で・・・と思うものの念のためにルーシーに確認します。そこで判明した、タイラー無一文!という事実・・・。

既に莫大な金がかかっている現状に苦悩するヨーヨーとトニー。
そこで二人がひらめいたのがスポンサーを募集するということでした。それが益々おかしな方向へ話を進めていきます。スポンサーが集まりすぎて、葬式会場はいたるところスポンサーの広告だらけ。しかし資金は余るほどに!!

順調に思えた喜葬の準備でしたが、ここで重大なことが発覚します。
実は二人が喜葬の準備で翻弄されているうちに、タイラーはすっかり回復していたのです。
さて、世界中の企業から広告費を集めてしまったヨーヨーとトニーはどうなってしまうのか!
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by panda21-tea | 2005-10-08 23:32 | お茶のお供にDVD-おもに北京語
王様の漢方-漢方道GREAT WALL, GREAT MEDICINE
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監督:牛波(niu bo ニュウ・ポ)

日中国交正常化30周年を記念し製作された日中合作映画。コメディーッたちの笑える映画です。モデル役の出川紗織さんの棒読みな台詞も笑えるかも・・・。
それから特典映像のUFO映像は一体?(・ω・)ノ

北京で事業をするものの経営不振であちらこちらから金を借りている市川一雄 (建物探訪でおなじみの渡辺篤史)が、天才的な中医(大地の子で陸徳志役の朱旭:チュウ・シュイ)に偶然出会い、漢方ツアーを企画するという内容。万里の長城の美しさと朱旭の味のある演技はすばらしい。漢方ツアーには、性同一性障害の男の子や、EDのヤクザ、末期癌と診断された会社経営者、美容を求めるモデルが参加。漢方のプチ知識を学びながらそれぞれの症状が回復していく過程をコミカルに描いています。中医の弟子としてノーマン・リーダスがンノーマンと言うそのままの名前で出演しているのもポイントですね。
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by panda21-tea | 2005-10-08 23:00 | お茶のお供にDVD-おもに北京語
小さな中国のお針子-BALZAC ET LA PETITE TAILLEUSE CHINOISE
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監督:載思杰(zai si jie ダイ・シージエ)

ちょっとエロティックさがある爽やかな青春恋愛映画。
映像とマーが奏でるバイオリンが美しい。

時代は文化大革命真っ只中。知識階級の親をもつルオとマーは「再教育」と称して、チベットとの国境沿いにある鳳凰山に送還される。都会から来たインテリな二人は、この村で農業や炭鉱の仕事に従事する。そこで出会ったお針子の娘。この村から出た事の無い彼女は字が読めない。ある日、ルオやマーは自分たちと同じように都会から再教育で来ていた”めがね”君が禁書である洋書を隠し持っていることをお針子から聞かされる。めがね君が再教育を終えて故郷に帰る事が決まったその夜、ルオとマーはめがね君の洋書を盗み出す。
二人は「お針子を無知から救おう」と洋書を読み聞かせることに。ルオはバルザックの小説を読み聞かせた。いつしかルオとお針子は恋に落ちる。
ルオが父親の急病で一時帰郷をせねばならなくなった日、去っていくルオに妊娠を告げられずにいたお針子の姿があった。お針子の異変に気が付いたマーは、事情を知る。そして、ルオに「お針子を頼む」と託されていた彼は自分のバイオリンを売って、お針子に中絶手術を受けさせる・・・。

今は物も情報も豊かな時代で、洋書を貪るように読み、服の裏にバルザックの言葉を書き写すマーの姿がとても新鮮に思えた。今の私たちの世代には貪欲さがたりないとも思う。
貪るって大事なことかも。

最後に、鳳凰山の村はダムの底に沈むのだが、三峡ダムだろうか?
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by panda21-tea | 2005-10-08 01:36 | お茶のお供にDVD-おもに北京語
春の惑い - 小白之春
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監督:田壮壮(tian zhuang zhuang ティエン・チュアンチュアン)

特に感動することはない淡々と物語が進んでいく映画でしたが、蘇州の風景や若い妻玉紋(ユイウェン:フー・ジンファン)の衣装や身のこなし、話し方など、しとやかな中国女性としての美しさが見所。

蘇州の旧家に住む病の夫と、妻の玉紋。毎日が平凡で退屈な日々を過ごしていましたが、ある日、夫の旧友が訪れます。なんと彼は玉紋の昔の恋人。なんだかよくありがちな話なのですが、昼ドラのようにドロドロしすぎず、三人のお互いを思いやる気持ちと動物的な欲望との精神的な葛藤が描かれています。
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by panda21-tea | 2005-10-08 01:07 | お茶のお供にDVD-おもに北京語
さらばわが愛-覇王別姫
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監督:陳凱歌(chen kai ge チェン・カイコー)

京劇の衣装を纏った程蝶衣役のレスリーチャンは妖艶な美しさです。

厳しい京劇の修行の中、淫売の子としていじめられていた幼い小豆(後の程蝶衣)をずっとかばい続けてきた石頭(後の覇王役:段小樓)。いつしか二人の間には誰も近付けない強い気綱が生まれます。しかし、小豆の石頭を慕う気持ちはいつしか恋愛感情になって行きます。修行を乗り越え二人は京劇会のスター、程蝶衣と段小樓に成長し人々の喝采を浴びるようになりましたが、そのころ段小樓は遊郭に通うようになります。そしてそこで知り合った遊女の菊仙(コン・リー)と結婚。程蝶衣は身を焼かれる思いで日々を過ごすように。
そんな三人のギクシャクした三角関係が展開される中、時代は民国から毛沢東の中華人民共和国へ、そして文化大革命の始まりへと流れていきます。三人も激動の時代に飲み込まれていきます。蛇のように程蝶衣を愛し、京劇会に大きな影響力を持っていた袁四爺もブルジョワ階級として批判され処刑されてしまいます。文革の悲劇は程蝶衣と段小樓にも押し寄せ、二人が民衆の前に引きずりだされたとき、段小樓は程蝶衣を裏切り自分は助かろうとします。段小樓の裏切りに傷ついた程蝶衣はその場で、段小樓の妻の菊仙が遊女だったことをぶちまけます。そして民衆の前でそのことを認めた段小樓。程蝶衣と段小樓は処刑は免れたものの菊仙は自宅に戻り自殺してしまいます。美しい京劇の世界と、中国の激動の時代を背景に、人間の強さと弱さを描いた作品です。
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by panda21-tea | 2005-10-08 00:53 | お茶のお供にDVD-おもに北京語
初恋の来た道
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監督:張芸謀(zhang yi mou チャン・イーモウ)

とにかくチャン・ツィイーが可愛い(≧∀≦)/

とても素朴な純愛映画ですが、見所多いと思います。胸がキューンとなります。
チャン・ツィイー演じるチャオ・ディが、誰もいない教室の窓に切り絵を貼り付けているシーンが好き。

東北の田舎の村に住むチャオと、都会からこの村唯一の小学校の先生としてやってきたルオ・ユーシェンの淡い恋の物語。映像がとても綺麗です。
物語は雪深い冬のある日、年老いたチャオの元に都会に出ていた一人息子が父親ルオの訃報の知らせを受けて戻ってくるところから始まります。ルオの葬儀をチャオを昔ながらの慣わしどおりに行いたいと願いますが、棺を人が担いで行列を造るその慣わしを、今の若者不在の老人ばかりの村で実行するのは不可能だと息子に諭されます。しかしチャオは頑として息子の話を聞き入れません。久々に帰ってきた息子に背を向け、棺にかけるための布を織り始めるチャオ。その部屋にはチャオとルオの若い頃のモノクロ写真が。
そこから若くかわいいチャン・ツィイーとルオ・ユーシェンの出会いのシーンから回想が始まります。チャオのルオへの深い愛情が伝わってきます。とても刹那く透明な物語です。
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by panda21-tea | 2005-10-08 00:02 | お茶のお供にDVD-おもに北京語
北京バイオリン- 和NI在一起
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監督:陳凱歌(chen kai ge チェン・カイコー)

田舎町で食堂を営む父親リュウさんとその息子チュンのバイオリンを通した強い絆の物語です。チュンの出生の秘密とともに展開する最後は感動でちょっと目頭がウルウル(´・ω・`)・・・。
チュン役のタン・ユン君もなかなかいい味出してます。バイオリンの音色と北京の町並み、映像的にも美しいです。

チュンは母親が残したバイオリンを幼い頃から弾き、成長とともに賞を取るほどになっていました。父親リュウの夢はそんなチュンがプロのバイオリン奏者になること。その熱意と執着はとても強く、物語が進むにつれて次第にそのわけが見えてきます。
そしてチュンが13歳になり、リュウはチュンと二人で大都会北京に上京することを決意。北京でリュウはチュンのバイオリンの先生を探します。そして出会ったのが、猫を愛するやや変人のチアン先生。チュンはチアン先生からバイオリンを弾く上でメンタルな部分を教えられていきます。風呂に入らず異臭を放ち、部屋も汚いチアン先生に反発しつつも心の中では慕ってしましたが、父親リュウはチアン先生ではチュンをプロの奏者に育てることは出来ないと判断。チアン先生の元を去り、もっと権威の有るユイ教授にチュンを託すことにします。この、ユイ教授が「微妙にナルシストっぽくて気持ち悪~ぅ」と思っていたら、監督のチェン・カイコーだったのね。DVDのキャストを見て知りました。若干興醒め・・・。

それでも、チュンとリュウの親子愛には泣けます。リリーさんもいいキャラです。
心温まる映画です。
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by panda21-tea | 2005-10-07 23:46 | お茶のお供にDVD-おもに北京語